11人が本棚に入れています
本棚に追加
/133ページ
「高野、今日はこれで上がるぞ。」
「はい、お疲れ様でした!」
「お前も被害者たちと同年代だ。気を付けて帰れよ。」
「大丈夫ですよ、俺はこう見えて武術やってるので。」
「まぁ、殺されるとは思ってないが。……遭遇しても一人でどうにかしようとか思うなよ。」
「分かりました。」
俺はこの時、変な自信があったんだ。
殺人鬼なんかとは遭遇しないし、もし遭遇しても一人で解決できるという自信が。
夜道を一人で歩く事に抵抗はない。
むしろ、夜は好きだ。
静かだし、何だか落ち着ける。
そんな事を考えていた時だった。
,
最初のコメントを投稿しよう!