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「北部用装備に整えないといけないよね。」
「えっ!?」
「俺の着ている、この深紅のジャケット、真夏用で薄いんだよね………。」
「うん?」
「そのまま、北部行くと凍死する。だから装備屋に行かない?」
「行く~♪」
「ジェル足りるかな?」
「宿賃無いのに?」
「宿賃無いんですか?」
「うん。」
「宿賃なしのLv190の暗黒暗殺者だよ?」
「宿賃ないなら………私が出します。」
「大丈夫♪」
「と言うと?」
「近くのモンスター討伐したら宿賃ぐらいなんとかなるでしょ。」
「えっ?」
「ウサギとか討伐して肉を売って儲けるかな。」
「一匹だけじゃ、宿賃のあてにならないよ?」
「なら沢山狩れば良いだけだし。」
「近くの野原にいるかな♪」
「野原?」
「野原はないよ?森しか………。」
「ちょっと待って。アイテムで売れそうなものを売ってくる。」
「売ってくるの?何かあるの?」
「ヴィアインシープ………。」
「S級食材じゃん!!どうして持ってるの?」
「迷い込んだ牧場で、はぐれて………狂暴化したから素手と飛び道具で………。」
「そうなの!?」
「うん。あとは………。」
「売ったら5千ジェルだよ!?」
「他に何か売るものあるのですか?」
「シニヴァンディアラビットの肉とか………。」
「B級食材じゃん。」
「B級食材売ると…2千ジェル~3千ジェルだよ。」
「よし。売ってこよう♪」
と、シュンは、言い、2人から離れ、雑貨屋に売りに行った。
「そう言えば、ユユリさん。」
「何?どうかした?」
「ジョブって、戦闘系のジョブしかないのですか?」
「いや、商売系のジョブもあるよ。例えば、雑貨屋,装備屋,鍛冶屋,倉庫屋とか。他には、日常系のジョブとか。」
「日常系のジョブ?」
「幻獣使い(ビースト テイマー)とか。」
「幻獣使い?」
「幻獣を常日頃から飼育している職業かな。」
「それに関連する職業クエストは、今のジョブをマスターしないと受注できないからさ。」
「うわっ。」
と、ユユリは、振り返り、尻餅をついた。
「急にどうかした?」
と、シュンは、言った。
「幻獣の燻製画像が!」
と、ユユリは、言った。
「あぁ。あれね。」
と、シュンは、言った。
「怖いです!」
と、ユユリは、言った。
「怖いか。」
と、シュンは、言った。
「はい!!」
と、ユユリは、言った。
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