ぜろ

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「二次会いくー?」 「おー、いっちゃう?」 今日の合コンも手応えは無しだ。 「弥生ちゃんどうする?」 私を誘ったのは数合わせなことくらい分かってる。 ワンチャンかけた私が馬鹿だった。 「いや、今日は…帰るわ」 「そっかー。気をつけてね」 手を振る大学の友人たちは皆、目の前の男を堕とそうと必死だ。 この子達と戦おうとした私が間違いだった。 すっかり暗くなってしまった。この居酒屋からは歩いて15分程のところに私の部屋はある。 友人たちに背を向けて、歩き出した。 大学に入学すれば、彼氏なんて自然にできると思ってたのに。 元カレと別れたのは2年前。大学受験に集中するために振った。 こんななら、彼氏と別れなかった方が良かったんじゃないかと思う。 「みゃー」
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