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「うん、まあそう言うこと」
「なるほどな、サオトメ、君が異世界人と言うことはわかったが、この先どうする?
元の世界に帰る宛はあるのか?
俺は自国に戻るが…………なんなら一緒に来るか?」
「え、良いの?」
「ああ、助けて貰った礼だ。ここで、恩人を見捨てては騎士の名が廃る。それに、サオトメが元の世界に帰る術が見つかるかも知れないしな」
これぞ渡りに船。ジークの申し出に僕は喜んで乗っかった。宛もなく森の中をさ迷い歩く羽目にならずに済む。それに、この世界がどう言った世界なのか知るためにもジークの国に向かうべきだ。
話も纏まり、僕とジークはヘリック共和国に向け森を抜ける事にした。
道中、ジークがこの世界の事について少し説明してくれた。
この世界には、六つの大陸があり。今僕達は六つの大陸の一つコウラリア大陸に居るそうだ。
コウラリア大陸には、二つの大きな国がありそれぞれが世界の半分を掌握している。一つがジークが属している『ヘリック共和国』、そして、もう一つが『ガガリア帝国』だ。
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