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☆
放課後の帰り。
足をくじいたあたしは一人で帰ることが心配だということで、仕方なく徳川と一緒に帰ることになった。
豊臣や織田が心配してくれていたけれど、二人は部活があるし、これ以上二人のことを考えたくなかったから丁度よかったのかもしれない。
「あかね、痛かったら言ってね」
「お、おう」
徳川の肩を借りる。今は徳川のことで頭がいっぱいだ。
もしあたしが、徳川のことが好きなんだとしたら。
そう考えると不思議と次に浮かんでくる思考はこうだ。
もう徳川と友達じゃいられなくなる。
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