四章 新たなる西の魔王と王都

2/7
前へ
/60ページ
次へ
ク「それでは魔王の座をグラン。貴公に譲ろう!」 グ「恐縮です。が、あなたは怠け過ぎです!前魔王はあれ程強く、気高く、何より優しいのに対してあなたは怠けるばかり!」 ク「そんな事言われてもなぁ、気づいたら魔王にされてたし仕方ないだろ?!」 あれから新魔王候補のグランを現魔王、クラウドの元に届け、集会を開いてグランは晴れて新魔王となったが、クラウドに対する不満をぶつけていた 京「なぁ、そろそろ次の話をしたいのだが」 正直、他の国行って観光を楽しみたい グ「すみません、では早速ですが頼みたい事があるのですが…」 雪「頼みか?乗りかかった船だしな、最後まで聞くけど」 グ「ありがとうございます、雪平兄様。えっと、この手紙を出来るならシュタイン王国、ギルバート・L・シュタイン王まで送り届けて欲しいのです」 中身は大方王国との協定関連と新たな魔王(東)という報告だろうな。王国側からすると新たな敵勢力だから有益な情報なはずだ 雪「俺は構わないが京夜はどうする?」 そんなのもちろん 京「学園とかギルドというテンプレがあるから行くに決まってるだろjk」 ク「おもしろそうだし、我も…」 グ「あなたは駄目です、怠けてた分手伝って貰いますよ。魔王命令です」 ク「なぜだぁ!」 クラウドざまぁwww グ「それと京夜様と雪平兄様にエルフの方々が九尾の襲撃から集落を護った事で感謝を含めて、改めて集落で今日、祝宴を開きたいそうです」 雪「勿論行く、そのまま王国に向かう事になるから先に。頑張れ。たまに土産持ってここに来るから」 グ「はい!いつでも待ってるので好きな時に」 ………………………。 ………………。 ………。
/60ページ

最初のコメントを投稿しよう!

15人が本棚に入れています
本棚に追加