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そして早いことに彼女との同居が始まって、もうふた月。
しかし、この日は気に入った料理コースもなし。
だが、やっぱり帰宅後に料理をする気にはなれずに、
相変わらず途中のコンビニで夕食を調達し、まっすぐ帰宅をしたのだった。
ところが、帰宅してダイニングに入った途端、
俺のテンションが一気に上がった。
なにしろ、上品で高そうなダイニングテーブルの上には、
見たことのあるメモ用紙が一枚。
お陰で、書かれてある文字を追う前に俺の鼓動は急加速。
締め切り、終わったのかな。
もう、下げてきた弁当の事なんかすっかり眼中になくなって、
いそいそとメモを手に取る。
そして、もちろん予想はピッタリだった。
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