いなくなった神
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コンコン。 静かな室内に響き渡るノックの音。 こんなお昼に誰だろう。 病弱な体のおかげで、僕にはお見舞いしてくれるような友達なんていないのに。 「だれ?」 思わず声をあげてしまった。 わからない人にいきなり「だれ?」は、失礼だっただろうか? 「はいっていいよ。」 急いで一言添えておいた。
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