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4年前
そうこうする内にかつてから親交のあったヘッドハンターから連絡が。
「外資系の医療機器メーカーでCFOを務められる人を探しているので応募してみないか?」
名前は、聞いたことがなかった。
売上は全世界で2000億円。大きくは無い。
ここまでだったら通常はお断りする案件。
ところが製品名に記憶があった。TVや雑誌で大きく取り上げられていた。
非常に先端的で、使用した時の患者さんへの負担が少ない医療機器。
そこで更にウェブで調べると世界で実用されているのはここだけ。
故に利益率も抜群。
日本でも相当数が導入されていることが分かった。
アメリカでの普及数、人口、価格、利益率を元に、にほんでの将来のビジネスケースを作成してみたところ、外資系としてはそこそこの売上、従業員数にできると判断。
そのプランを持って日本法人の社長と面接。
思いがけず話が合い社長からは、
「それじゃあ、来週にでもアメリカ本社に面接に行けますか?」との驚きの言葉。
「そこまで言っていただけるならノーという訳にはいかないでしょう。」
と思わず答えていた。
実際にはそれから地域統括の責任者との面接があり、こちらもパス。
いよいよアメリカ本社へと旅立つこととなった。
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