10.砂糖みたいに甘く

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 _______  週末のショッピングモールは、家族連れやカップルなどで溢れていた。 「何見たいですか??」 「恋愛物ばっかりだ…  なんかいいのないかなあ」 「これは?」  そういって玲王くんが指差した先には。 “dead a alive~恐怖の家~”  だった。  そういえば、ワイドショーで取り上げられてた気がするなあ。  新しい“ホラー”だって……  いやだ、見たくない。怖い。 「よし、これにしましょう」  「え!?俺いいなんて一言も…」  腕を引かれ、チケット売り場に並んだ。
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