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-翠side-
一方そのころ俺は、バスルームの床にペタンとお尻を付けていた。
顔は……真っ赤。
首筋からお腹にかけても、真っ赤。
まるで花びらが散ったかのようになっていた。
「はぁ……」
溜め息を漏らし、タイルを見つめる。
昨晩から何度求め合っただろうか。
我を忘れ、夢中で欲しがる。
恥など消えてしまったかのようだ。
だが。
冷静さを取り戻すと、羞恥心に襲われた。
自分から玲王くんの上に跨がって、腰を振るなんて……
有り得ない。
今までの自分では、絶対しない。
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