10.砂糖みたいに甘く

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 そのままでいい、という玲王くんを必死で説得して、俺は新品のパンツを手に入れた。  下着の、だけどね。  きょろきょろしながら、Tシャツの裾を伸ばして見えないように頑張った。  …絶対不審者だったけど。 「さあ、行きましょう」 「う、うん…」  何故か元気いっぱいの玲王くんを横目に、俺は朝から嫌な汗をかくはめになったのだった。  
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