10.砂糖みたいに甘く

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 それから俺たちはショッピングモールをうろうろしてみることにした。  だが、普通に歩いているだけなのに妙に視線を感じて。 「ねえ、あの人格好良くない?」 「なんか、見たことある!」  玲王くんのことを言っているのは間違いなかった。  やっぱり他の人からみても格好いいんだ…。  なんか、俺が隣を歩くことでよりカッコ良く見えてる気がする。  俺じゃ、やっぱり不釣り合いじゃ……、  そう考えるだけで気分が沈んだ。
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