第1章

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「あと20分か…」 梅雨の晴れ間、強い日差しを浴びながら、1時間に1本の乗り合い船を待っている。 青い海に浮かぶ、東京湾で唯一の無人島へ向かうためだ。 大きな仕事がひと段落して、1人でどこか日帰りの旅をしたいと考えていた。 行く先は、ストレスフリーになれること、非日常を感じられること、 自然豊かで癒しを得られること、この3つが叶えられることが条件だった。
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