第1章

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気がつくと資料室で寝ている陽子。それも奴らに渡されたものを着て。 そして誰かが資料室に入ってくる。 「えっと、ここだったよな。資料室は」 ドアを開けると、陽子が倒れているように見えて。 その男性社員は慌てる。 「ちょっと、君、君!大丈夫か?」 陽子の頬を叩き、意識を確かめる。 「ん、いたっ」 「あ、良かった。気がついた?それにしても君の格好、なんか原始人にでも会ってきたみたいな格好だな。SEXYだけどね」 「えっ??わ、私。あのう、今は平成28年ですか?」 「はあ?そうだよ。君面白いね。ここ大丈夫?それよりさ、その格好どうにかしてくれないかな、そんな格好で社内うろうろされたら男ども、興奮しちゃうからさ。よろしくね」 その男性は資料を探して出て行った。 「あー、良かった。ちゃんと現代に戻れた。それにしても、なんだったんだろう?」 と考えながらも洋服を着て、何事もなかったようにフロアに戻る陽子だった。
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