第1章

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追沢『(電車が来るまでここでスケッチでもしようかな)』 追沢『(僕としては人を描きたいけど、さっき電車が行ったばかりか人の気配はない)』 追沢『(描けるものと言ったら外の車、建物、山、空……あと線路か)』 追沢『(僕はあまり風景画を描いたことがないから山とか空はなし、線路もちょっといきなり描くには難しいかな)』 追沢『(となると、やっぱり車とか建物みたいな描きやすい物が良いのか。ただあんまり乗り気じゃないけど)』 追沢『(と、描こうと思った矢先、駅のアナウンスがなった)』 追沢『(どうやらもうすぐ電車が来るみたい。おかしいな。次の電車が来るまでまだ30分以上あるのに)』 追沢『(そして、それは僕の困惑を無視するように)』 追沢『(見慣れない電車が僕の目の前に止まった)』
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