第1章

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夕飯を食べ終わるとぼくら3人は、観音崎京急ホテルのある馬掘海岸駅に向かう為、京急電鉄に乗った。 電車がタタンタタンと、鼓動のように小気味良いリズムを奏で走っていく。 正直、このお父さんとハルコさんの恋が、どこに行くのかは分からないけど…。 最初の出だしとしては、良いんじゃないかな…。 そう感じた。 あっ!?。 一句、出来たかも…。 坂本が 礎なりし ゆかりの地 長崎と大津 縁を結ぶ 恥ずかしいから、ぼくは心の中で二人にこの短歌を送った。
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