第1章

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四季がソファから立ち上がり物置へと歩き始めたとき、石川が座っているソファの足に躓いて大仰に転んだ。 転んだ拍子にすぐ側にあった机に腕が当たり上に置かれていたペン立てが床に転がりペンが散らばる。 大きな音が響いて全員がそちらを振り向いた。 慌てて四季が散らばったペンを拾って机の上に戻す。 「すいません」 「おいおい大丈夫かよ」 野口があきれたように言う。
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