第1章

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家に帰って、簡単に夕食を作って食べて、テレビをつける。 天気予報がやっていて、明日の天気は晴れ。 明日は美加子の休みで、昨日彼と話していた 油壷マリンパークに 晴れたら行こうと話していた日だ。 考えてほしいと言われたけどさすがにこんなに早く答えはでない。 そのままぼんやりテレビを見ていると、携帯のメールの受信を知らせる音が鳴った。 美加子が見ると彼からだった。 本文を見るのがこわい。 「昨日の電話、ごめんなさい。 やっぱりちゃんと直接伝えればよかった。 もし直接会って話を聞いてもらえるなら 明日のお昼の1時に京急の横浜駅に来てもらえませんか。 待ってます。」 彼もきっと、色々悩んで考えて このメールをくれたんだ・・・。 まず美加子はそのことが嬉しかった。 受け止められるのかどうかは置いておいても 彼は美加子にちゃんと向き合ってくれているのを感じた。 そうだ、ちゃんと会って話そう。 それでこれからのことを考えよう。 わかりました。行きますと返事をして、 携帯を置いた。 返信をしたら急に眠くなってきた。 昨日もロクに寝てないしな・・・・・・ 美加子はそのまま眠りに落ちていった。
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