1章 思い出の夢

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金の力である。 幸せな事にかなり裕福な家庭で育てられた私は、 頭の悪さと将来を心配され、 唯一お金の力でどうにかなる麻加(あさか)高校優待クラスに入学できる事になっていた。 このまま普通に受験していたらと考えるとゾクゾクして夜も眠れない。 だが、入学してしまえば普通に受験してきた努力に努力を積んできた人たちと同じ勉強が始まる。 私はこれからどうなってしまうのだろうか…。 ええい!怖いから考えるのやーめっ! こんなことを考えながら坂の上にようやく見えかかった学校まで歩を進める。 すると学校から小さくチャイムの音が聞こえた。 …!? …ん!? ……ん!?!? い、今何時!?
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