第1章

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何故、生き続ける必要がある? 何故、死して尚、転生する?? 其を受け入れたならば、もう 迷う事はなかろう。 生きた証は、本人が思うより、 ずっと…長く、受け継がれ 尚も、人々の記憶の片隅に 残っている筈なのだ!! だから、我等人間はもう 永遠の眠りにつき、転生する のではなく、その記憶の片隅で 生き続けていれば、良いのだ。 死を望む人生と 死を望まない人生が あるものだろうが、 どちらも避けられないのは、 歩いてきた道程を誰かに 託す事だ!! 消えて居なくなるもよし… 死を望まない人生を送るのもよし… 最初に掲げたように、 生きる事が、生き続けているのが大切なのか? 死を望まない人生が大切なのか? どちらも避けられない。死。 それだけは変わりはしない。 死して尚、人はまた、 生まれてしまうのだから… 生と死は表裏一体。 どちらが尽きる事こそ、 人間の…滅亡を意味するのだ。 我等人間は其と常に隣り合わせで、死に、生き、神の悪戯により 運命を全うしているのかもしれないな。 私は、神の意向には背くつもり こそないが、 死ぬ事は、誇れると思っている。死こそ、人生の名誉ある誇り だと…。 生は違うのかと問われれば なかなか言葉に出来ないが、 生とは、先程言ったよう、 使命なんだ…。 使命と誇りは違う。 使命は果たさなければならぬものであり、誇りとは…自身の中で その事象に胸が張れるか。 だろうな。 使命を全うし、歩く道程。 誇りを持ち、人生に終止符を 打つ道程。 どちらも意味合いは似たように 感じるが、なかなか 言い切れない部分も多い。 望まない生は、誇れる道程。 望む生は、使命を歩く。 という事になるかな? 全て無くなれば良いが、 人間がいる限りそれは、 不可能に近い。_(._.)_ というか、不可能なのだ! だから、いつか我等は滅びの 道程を辿り、母なる地球に 還るのだ! 天より下ったこの命… 天に散らすが本望よ。 いや、天に還すが…本望よ!!
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