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ある町で女性ばかりが狙われた連続猟奇殺人事件が起こった。
死因はどれも首を絞められての窒息死なのだが、遺体には共通して奇妙な点があった。よく見ると体の一部が別の人間の物にすり替えられ縫い付けられていたのだ。
初めは右手。次は左手。そして右足、左足。DNA鑑定からそれは男性の、それも同一人物の物だと判明した。
犯行を目撃した者の証言では、『背丈程の鋸を持っていた』、『鋸を引いている時に雄叫びを上げていた』、『とにかく猛り狂っていた』という内容から、殺人犯は“猛鋸”と呼ばれるようになった。
そして五人目の猛鋸の被害者で、事件は収束に向かった。
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