第1章

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その後、控室にて。 『わ~っはっはっは!あ~、面白え。オレの女だってよぉ。あはっ、あはっ…』 『ちょっと、海斗さん、あんま笑わないでくださいよ~』 赤面したままの誠は、笑い続ける海斗さんに、恥ずかしそうに言う。 『あ、あの…ちょっと、トイレっ!』 その場にいるのが居たたまれなくなった私は、ひとり外に出た。 すると、 『…ゆみ!!』 後から誠が追ってきた。 『その、えっと…』 赤面したままの誠が、私の方へと近付く。 そして、 『ずっと、好き、だったんだ。…もし、良かったら、オレと、付き合ってくれませんか?』 『わ、私でよければ!…よろしくおねがいします!!』 こうして誠は、私だけのヒーローになった。
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