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その後、控室にて。
『わ~っはっはっは!あ~、面白え。オレの女だってよぉ。あはっ、あはっ…』
『ちょっと、海斗さん、あんま笑わないでくださいよ~』
赤面したままの誠は、笑い続ける海斗さんに、恥ずかしそうに言う。
『あ、あの…ちょっと、トイレっ!』
その場にいるのが居たたまれなくなった私は、ひとり外に出た。
すると、
『…ゆみ!!』
後から誠が追ってきた。
『その、えっと…』
赤面したままの誠が、私の方へと近付く。
そして、
『ずっと、好き、だったんだ。…もし、良かったら、オレと、付き合ってくれませんか?』
『わ、私でよければ!…よろしくおねがいします!!』
こうして誠は、私だけのヒーローになった。
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