第3章

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カトリーナ「まあ…」 彼女は苦笑いを浮かべながら扉の方に歩を進める。 カトリーナ「今は戦争中じゃないし、内地勤務の君が命を懸けた戦いをすることは滅多にないだろう。そういう意味では君の回答は満点だ。まずは自分が信じる道を進んでいくといい」 そう言い残し彼女は訓練場を出て行った。 いや、扉を出たところで何かを言い忘れたような顔で振り返った。 カトリーナ「訓練をしているところ悪いんだが連絡だ!私は野暮用でいなくなるから別の講師が来るまで自主練に励むように!以上だ!」 そう言って扉の前から姿を消した。 はぁ。 行ってしまったか。 もっと聞きたいことがあったんだけどな。 試合をしたことで頭の中がもやもやしている。 こんな気持ちで訓練してもなぁ… トウヤ「フィーネ、俺先上がるわ」 フィリーネ「え?あ、ちょっと!」 身が入らない訓練をしてもしょうがない。 フィリーネの静止に返事もせず、訓練場を後にした。
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