9  まぁ、なんだけどな

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それというのも、実際、俺の仕事がかなり忙しかったこと。 そして、再びそれぞれ通勤になったことによって、 ズレた通勤時間に戻ったことが原因。 だから、終電帰りが続く中、 俺は、彼女お手製の夕飯は辞退せざるを得なくなった。 それでも相変わらず彼女は弁当を作ってくれ、 毎朝、顔を合わせて挨拶を交わす。 だが、これが精一杯の接点になってしまった。 そんな日々が続くこと、数日。 とうとう俺は、男にならなければならない週末を 迎えることになるのだが――。 やはり、俺の予想はピタリ。 まぁ早い話が、例によってヘタレ全開の結果となってしまった。
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