第4章 ピンチはチャンス

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「おたくの名刺くれるか?」 施術が終わると、お客様は私に言った。 私は奥から自分の名刺を1枚持ってきてお客様にお渡しした。 「もっとないんか?ワシの知り合いにも紹介したいから。」 今までもたまに思っていたんだけど、ピンチだなって思える状況が、実はチャンスと表裏一体だと思う。 現役の頃、ピンチだなという状況が1発のパンチで、いい状況に変わった経験が少なからずある。 「お前も気に入らん!わしゃ帰る!」 あるいはそんな結果になっていたかもしれない。 そうなったらそうなったでしゃーない。 人生って結局はなるようにしかならない。 そうやって、開き直りというか諦めも必要じゃないかと思った出来事でした。
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