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第6章 外国人のお客様
深夜のマッサージ店にて・・・
私についたある外国人のお客様の話。
そのお客様は30分のコースを選ばれた。
「今日はどこを重点的にマッサージすれば宜しいでしょうか?」
「ん~あ~ショルダー・・・ア~ンド・・・こしっ。」
どうやら日本語はカタコトしか話せないみたいだ。
うつ伏せになってもらい、足の方からほぐしていった。
「・・・エスッ・・オ~・・・」
(ん?)
外国人のAさんは、どうやら何か呟いていた。
耳を澄まして聞いてみた。
「オ~イエスッ、・・・オ~イエスッ!」
何か聞いた事あるフレーズだなぁ?
あ!高校生の頃に見た、洋ピンのAVの男優と同じセリフだ!
そう気付いたら笑けてきてしょうがなかった。
まぁでも、気持ちがいいんだろう。
しかし、その反面、ゲイちゃうやろな・・・?と、不安になった。
結構、ガタイがいいので、ねじ伏せられたら抗えないかも・・・なんて事を考えていた。
下半身が終わり、背中に移った。
30分しかないから、せわしなかった。
「・・・ット!オ~・・・ット!」
(ん?)
気が付くと、呟いているフレーズが変わっていた。
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