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「お~こらっ!暴れたろうかっ!」
その男は、Sさんの顔に自分の顔を近づけながら凄んで言った。
「ピッ!」
「🌕🌕さん、ちょっとスミマセン。」
考えるより、体が勝手に反応して、タイマーを止め、自分が施術していたお客様に断りを入れた。
私は、Sさんと男の間に割って入った。
「お客さん、申し訳ありません、当店は飲酒されているお客様はお断りしていますので。」
言葉の文句は丁寧だけれど、声色はというと・・・。
「お前、ええ加減にせえよ!」
という勢いで言った。
威勢よく立ち上がって、Sさんに文句を言っていた男。
私の威圧的なオーラを感じたのか、目を逸らして椅子に座った。
「お客さん、申し訳ありません、当店は飲酒されているお客様はお断りしていますので。」
もう一度、男の顔を見据えて言った。
男から先ほどの勢いはなくなっていた。
もう少し面倒臭い展開になるかと思っていた私は、少々拍子抜けした。
「そこの人が30分後にいける言うたや・・・」
できの悪い女が、横からちゃちゃを入れてきた。
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