10/11
前へ
/37ページ
次へ
「また来たのかよ?暇なのか?」 「」 「あー…おめー……近藤さんには会ったか?元気にしてるといいんだが……って、元気も何もねぇか……」 「」 「済まなかったって。もう少ししたら会いにいくから、って伝えてくんねぇかな」 「」 「……あぁーぁ、自分で言えって話しだよな、はは、情けねぇ。 総司も後追うように逝っちまって。斉藤とも会津で別れてよ……」 「」 そんな話しをしてしまった翌朝は、思い出して恥ずかしくなった。しかし勝手に懺悔をして、少しだけ心が軽くなっていくのを感じていた。
/37ページ

最初のコメントを投稿しよう!

27人が本棚に入れています
本棚に追加