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「そうやってるとおめー山崎みてーだよな。あいつ、俺が寝てるときに勝手に報告に入ってきやがって。夜這いかと思って抜刀しちまったことがあったよな」 「」 奇妙な会話も慣れたもので、ずいぶん打ち解けた内容になっていた。 「そういや、あいつの気配もそんな風に薄かったっけな。もしかしておめー山崎か? ……って、んな訳ねーか。あいつはわざわざ来たりしねーだろ。基本、根無し草だもんなぁ。まぁでも、んな姿でも会えるもんならもう一度会いたいもんだよな。……もしあいつに会ったら伝えてくれよ……今だったら夜這いでも許すってよ」 「………………ほな、遠慮のう」 チュッ
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