甘くない君を溶かすまで……

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今までと全くタイプの違う子を好きになった。 お洒落より読書が好きな真面目っ子。 でも眼鏡の奥の飾らない笑顔に気付いたら、 あっという間に堕ちてた俺。 自分には無い、彼女の純粋なところに惹かれて。 どうしたら彼女の気持ちが向くだろうかと、そればかり考える日々だ。 彼女が友達数人と、パフェ愛好会なるサークルに入っているのを知った俺は、 密かに彼女がお気に入りのカフェをリサーチ。 今日は偶然を装い、隣の席の確保に成功。 ーーー って、 ………なにしてんだろ、俺…… これでも今まで、女子にはうんざりするほど告られている。 だけど、 恋の相手は彼女がいいと どうしても、そう思う。 けれど彼女は難攻不落な想い人。 なかなか俺に向いてくれない。
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