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優「あの時ってなんのこと?」
全く心当たりがないんだが・・・
葵「えっ!?覚えてないの!?」
覚えてないので首を縦に振った。
すると葵は呆れた様にため息を吐いて
葵「はぁ・・・全く・・・ほら、先週・・・
1週間前
葵「やったね♪やっと買えた~♪」
受験も終わり、ずっと前から欲しかった本を手に入れることができた私はその場で飛び跳ねたい気持ちを抑え、早く家に帰ろうとしている時のことだ。
葵「あ~・・・早く読みたいなぁ・・・そうだ!近道して行こっと。でもこの道結構暗いし人通り少ないんだよね・・・でも大丈夫かな?」
私は本を早く読みたいがために近道をして行くことにした。近道をしなければあんな事にはならなかったのに・・・
近道を早歩きで進んでいると
ヤンキーA「そこのねーちゃん、もし良かったらお茶していかない?」
もしかしてこれってナンパって言うのかな?
ヤンキーB「1人でしょ?もし良かったら友達呼んでもいいからさぁ~」
うわー・・・ちょっと怖いかも・・・
葵「い、いえ・・・あの遠慮させていただきます・・・」
気付くと私の体は震えていた・・・きっと恐怖で無意識に怯えてるんだ・・・
ヤンキーA「遠慮しなくていいからさぁ~」グイッ
すると、ヤンキーの1人に腕を掴まれて無理矢理連れて行かれそうになった。誰か助けて・・・
葵「やめてください!!誰か助けて!!」
私は必死に助けを求めた。
ヤンキーB「うるせぇ!!このアマ!!」
するとヤンキーのもう1人が私に向かって手をあげた。やばい・・・叩かれる・・・
私は叩かれる衝撃に備えて目を瞑った。しかし衝撃の代わりに・・・
「うぐぁ!?」 ドサッ 「なっ!?」ドサッ
と声と物音が聞こえてきた。ん?何があったの?
不思議に思った私は目を恐る恐る開けてみると・・・
ヤンキーA、B「「ひっ・・・ひっく・・・」」
ヤンキーA、Bはお腹を抑えていた。多分誰かにお腹を殴られたのだろう・・・でも誰がやったの?
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