始まりの物語

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「その石は代々第一王女に受け継がれているものです。」 「……つまり私が、その第一王女ってこと…?」 ツァイは肯定を示すように笑みを浮かべながら大きく頷いた。 「さぁ、姫様。そろそろ城に帰りましょう。」 未だに思考がついていかず 放心している私を知ってか知らずか ツァイは急かすように私の手をとり、立つように促した。
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