始まりの物語
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でもっ…と食い下がろうとする私の言葉を ツァイの溜め息が遮った。 「でも姫様は、私がダメと言ったところで諦めないんでしょう。 ……ちゃんと着いてきてくださいね。」 そう言うとツァイは湖に向かって跳ねていった。 「ま、待って!」 私はツァイを見失わないように 小走りで着いていくのに必死だった。 案の定、湖に着いた時には息が上がっていた。
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