始まりの物語

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背丈は座っている私と目線が合う程度。 くりっとした大きな瞳が印象的な愛くるしい顔。 小さな頭には髪の毛はなく 代わりに真っ白いふわふわした毛が輪郭を縁取っていた。 その小さな体に燕尾服を纏っている彼は 先程の安堵の表情から一変して 大きな瞳を更に大きく見開いたかと思えば 顔を赤くさせ、怒りを露にした。
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