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ふと、俺の前を1人の友人が通りかかった。
「お、どうしたんだい?」
とそいつは気さくに声をかけてくる。人の気も知らずに、呑気なもんだ。
「オマエには関係ないだろ!」
と、俺はぷいと背中を向けた。その時、俺はある事実に気がついた。
ーーそう言えばコイツ、俺が勝てないアイツに簡単に勝ちやがるーー
どうしても勝ちたい俺は、なりふり構わず、そいつに助けを求めた。
「教えてくれ、どうしたら俺はアイツに勝てるんだ?オマエならアイツに勝てるんだろ!」
必死な俺の問いかけ。
……しかし、その返答は非情そのものだった。
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