学園生活と不穏な動き

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ヴァーミリ島 城内 千歳サイド 千歳「最近 魔物出現率が高いな…」 桔梗「だね… レギンス以外の国にも、出現しているらしいよ。」 千歳「はー まさかまた、討伐してくれって言うんじゃないよな」 桔梗「無いとは 言えないね」 執務室の空気が重たくなる。 ガチャッ 「おーい! 稽古終わったーー!」 ドアを勢いよく開けて入ってきたのは、桔梗と三つ子の弟達。 ミカヅキ シノノメ ヴァーミリオン 三つ子の二番目で、白銀の髪は 緩く撥ねていて 銀色の瞳で身長185㎝の18才。通称 みか ユウショウ シノノメ ヴァーミリオン 三つ子の末っ子で、黒髪に青眼で 身長178㎝の18才。 通称 ゆう 千歳「お疲れさん。どうだ?綺士達の様子は?」 三日月「まあまあかな」 優翔「でも、ここ最近上達して来たよ?」 三日月と優翔は綺士団を率いている。団員数は、約30人。ちなみに、みかが俺の護衛綺士 ゆうが団長 三日月「中級魔物2~3体なら、綺士団だけで倒せる」 魔物にも、階級があり 下級 中級 上級 最上級 神級に別れる。主な生息地は、未開の地とされている。 千歳「せめて、上級2~3体を倒せる様になって欲しい所なんだが」 桔梗「すなわち、人間を辞めろと?」 三日月「魔法使いが居ないのが、痛手」 優翔「俺は団に付きっきりだけど、みかやきょうは仕事があるしねー」 千歳&桔梗&三日月「「「はーーー」」」 溜息しか出ない。 優翔「え?ロクちゃんに頼めないの?」 桔梗「姉さんが、他人の前に出る事すら 無いのに?」 三日月「ロク姉にも仕事があるよ」 カロク シノノメ ヴァーミリオン 両親が死んでから、弟妹達の世話をしてきた東雲兄弟の長女。俺の五つ下の妹で、白銀の髪に黒眼のコミ障の引きこもり。島を覆う結界を一手に引き受け張っている。実力も有る。
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