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エルヴィス&グレンサイド
アラン「チッ 幼女!防御魔法を!!」
クーニャ「分かっている!! 全生徒は、私の背後に集まれ!!」
クーニャ先生の指示に従って走り出す中で、動かない生徒が
「これで…僕も…強くなっ…なれる……」
禁忌召喚をした張本人、フフツ サバニーは魔法陣の前から動かない。
アラン「フフツ!!」
グレン「ヤバイ……彼奴何人の血を垂らした!?」
エル「アラン先生 もしもの時は、俺達も戦うよ」
魔法陣からは、黒い霧が立ち込め始め 次第に、黒い霧は 人型を創り出す。
クーニャ「”意思の無い者”!?」
アラン「ヤバイ奴のお出ましだな…」
”意思の無い者”
魔力だけで創られた存在の呼び名。
フフツ「僕…と、契約…」
魔法陣の前に座る、フフツを見下ろす。
「アッ……あぁ」
フフツの後ろに、腰を抜かし座り込み女子生徒がいた。
アラン「何してる!!早く防御魔法の中に入れ!!」
漆輝「チッ…」
エル「しー!?」
防御魔法から、抜け出し座り込み女子生徒に近づこうとするも、意思の無い者の標的が女子生徒に移るり 彼の拳が生徒に振り下ろされる
クーニャ「間に合わない!」
ブン
重い何が投げつけた音が、競技場に響く。
エル「…漆輝?…」
目の前では、意思の無い者は 鎖で巻き付けられている。
その横を 駆け抜け女子生徒に近づく漆輝
エル「何が、起こったの…?」
グレン「漆輝が、意思の無い者に向かって鎖を放ったんだ」
睦貴「分銅鎖っていうんだよ、あれ」
今まで生徒の誘導していた、睦貴が口を開いた。
睦貴「俺達の武器は、其々違うんだけど…
ゆずは 双剣、はーちゃんは薙刀、俺は、杖」
そう言った瞬間、睦貴の目の前に杖が現れた。
クーニャ「なら、漆輝の武器は鎖なのか?」
睦貴「違う…… 暗器使い」
グワォォーーーー!!!
意思の無い者の叫びが、木霊する中 彼の前に立ち 攻撃している影が一つ。両手にクナイを10本持ち、投げつけたではまた、クナイを投げつけるを繰り返す意思の無い者の体に無数のクナイが突き刺さている。
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