学園生活と不穏な動き

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漆輝「学園…休んでる状態…?」 千歳「当たり前だろうが」 シリウス「僕が変装して、学園に行く案も出したんだけどね~」 漆輝「色々な誤解されるから!俺の姿で辞めて下さい!!」 シリウス様ならやりかねない。 漆輝「兄貴が、止めてくれたの?」 千歳「いや、俺も賛同した」 兄貴にも見放されていた。 千歳「桔梗に凄く怒られた」 漆輝「梗兄さんが居て、良かった」 暴走しかねない兄貴とシリウス様の手綱を握っている、梗兄さん ありがとう!! 千歳「明日から学園に行っても良いが、護衛を付けるからな」 漆輝「大丈夫だよ!!ラグーンも居るし!!」 シリウス「駄目だよ。漆輝君がチトセの弟なのが、知られちゃったし」 漆輝「……はい?」 シリウス「倒れた瞬間、チトセが君の元に一番に駆け付けたから」 千歳「兄弟の誰かに異変が起きたら、直ぐに駆け付ける様にしているからな」 昔からそうだ。 誰かが虐められた時も、怪我した時も、一番早く側に居たのは、兄貴だった。 漆輝「兄貴 ありがとう」 シリウス「僕には?クラスメイトや他の人間に口止めしたのに、お礼は無いの?」 千歳「元をたどれば、お前に行き着くんだが?」 シリウス「そうだっけ?」 漆輝「…護衛って、誰?」 千歳「教える訳無いだろう?」 ……もう嫌だ。 ラグーン「ははは、愉快だなぁ」 部屋の片隅で、茶を飲みながら呟く堕天使が一人。
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