三つ子と四つ子 時々爺さん。

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グレン「妖精と使い魔契約するなんて、凄いな レイとギルデは」 基本的、妖精は人前に姿を見せる事は少なく、使い魔契約を結ぶのは非常に難しい。 アクア「妖精は自由が好きなので、契約して縛られるのが苦痛に感じるんですよ」 エル「…レイ生きてる?」 アクアマリンの、豊満な胸に押し付けの刑を受けたレイはグッタリしている。 レイ「…なんとか…」 アクア「私はレイ様に出会い、しかも使い魔契約まで出来て感無量です!」 そう言いながらまた、レイをきつく抱きしめる。 レイ「ぐえっ…」 エル「レイ!死ぬなぁ!!」 リーリ「あたしも!ギルデと契約うれしいの」 ギルデ「ありがとう リーリ」 リーリの頭を優しく撫でるギルデ。それを嬉しそうにリーリが微笑む。 グレン「……妖精でもこんなに違うのか…」 アクア「先程から気になっていたんですけど、彼等が何かを伝えようとしてません?」 レイ「…彼等って」 校庭の片隅に集まっているクラスメイト達。 アラン先生との模擬戦を終えて、三日月さんの攻撃でダウンしたクラスメイトを介抱している中で、四つ子が立ち尽くしている。 レイ「兄貴を倒されて、呆然してんじゃねーか?」 グレン「……本当に倒したのか?ギルデ」 ギルデ「リーリの作った落とし穴は、リーリが解消しない限り開かないよ」 リーリ「あの人から、神力を感じたの…だから強めに魔法を使ったの」 アクア「私も感じましたわ、神力」 エル「三日月さんがこれぐらいで、終らせないよね?」 「正解」 聞き覚えのない声が上から聞こえ、後ろ上を振り向く。 其処には、三日月さんを抱えている男性が二人。 宙に浮いていて そして、 角を生やしていた。
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