三つ子と四つ子 時々爺さん。

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讓生「若じゃん!おーい」 若に向かい、手を振る讓生。 アラン「若?」 四つ子のクラスメイト達が集まり始めた、数人の意識は無いが。 俺達の前までに降りて来て、自己紹介をする。 若「初めまして 我が名は、若。 ヴァーミリ島の番人をしている双鬼の片割れです」 恭しくお辞儀をする。 桔梗「ヴァーミリ島から此処まで来るのに、若の力で来たんだよ」 優翔「若は特殊でね、俺達が君達に危害を加える素振りをした瞬間に、ヴァーミリ島に強制送還させる事が出来るんだよ」 アラン「つまりお前達は、暴れられないと…」 優翔「大正解!」 エル「双鬼って、双子って事?」 ギルデ「ヴァーミリ島王の弟妹に双子は、居ないよね?」 漆輝「居ないぞ。若の言う双鬼っていうのは…」 レイ「彼奴の事だろう?あの橋の上に居る、橋渡しの奴!」 睦貴「レイ 良く知ってるね」 レイ「俺ん家商会をやってて、一回ヴァーミリ島に行った事があんだよ。橋の上に若にそっくりの奴が居たんだよ」 漆輝「其奴が、若の言う双鬼の片割れ」 讓生「若と殿は全然似てないからな!!」 いきなり話に乱入者が、 レイ「どうした?ゆず」 讓生「レイてめー、若と殿は全然似てないだろーが!!若の方が格好良いだろうがよ!!」 優翔「出た、ゆずの若大好き発言」 レイ「お…おう」 讓生の威圧に屈してしまったレイ。アクアマリンと一緒に正座しながら、ゆずの演説を聞く。 アラン「凄い剣幕だな」 桔梗「ゆずは殿が嫌いなんだよ、俺も彼奴苦手」 グレン「性格に問題が有るのか?」 三日月「性格が曲がり過ぎだし、色々とヤバい」 アラン「なんかよく分からんけど、ヤバイんだな」 エル「三日月さーん、一つ聴きたい事がー」 三日月「…」 エル「手抜きましたよね?」 レイ&ギルデ「…え?」 優翔「知らなきゃいい事実も、有るんだよ?エル君」 三日月「手抜きなのは確かだよ。だけど俺が本気を出すのには、条件が有るんだよ」 アラン「三つ子が揃わなきゃ駄目なんだろ?」 優翔「さすが、先生~」 アラン先生のほっぺをツンツンと突っつく。 桔梗「優 茶化すな 阿保」 桔梗がさっきから冷たい。
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