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讓生サイド
桔梗「出て来いよ」
梗兄から凄まじい殺気が放たれる。
普段は温厚で優しい梗兄だけど、鬼神化したら性格が変わる。だからあんまり鬼神化しない。
蓮綺「梗兄が地面を割る前に出て来てって!!」
はーちゃんが青い顔をしながら、訴える。
怪力な梗兄が鬼神化したら、軽いパンチで10m飛べる。いや 本気で。
桔梗「チッ、ミンチになるか?」
そう言いながら梗兄は武器を出した、戦斧だ。
斧の部分が朱色をして、太陽のマークが付いている。軽々と持ち上げるけど 、あれ かなり重い。俺達四つ子で持ち上げようとしても無理だった。
片手で戦斧を振り回す 梗兄。
優翔「梗ー 怖ーい」
優兄みか兄が梗兄を羽交い締めをして、止めようとしてるけど梗兄は止まらない。
優翔「冗談抜きで、本気で出て来いって!!ストーカー野郎!?」
讓生「出てこないよ…優兄」
漆輝「何処から、観てんだよ」
梗兄の超怪力が炸裂するかと、思った瞬間
若「あーーー!!イライラするんだよ!何なの?覗きが趣味なの?うわー せめてバレない様にしろよな!!」
言い終わると同時に若から、無数の弓矢が放たれる。弓矢は一直線に校庭脇の植木に当たり、木を粉々に粉砕した。
植木があった場所には、知らない学生が居た。
アラン「厄介な連中だな…」
グレン「生徒会に上位貴族かよ…」
生徒会に上位貴族か……うん。 俺の方がイケメンだな。
若「ゆず お前今くだらない事考えただろ」
上空から降りて来た若に、突っ込まれる。
讓生「いや~ ブスしかいないなって思ってないから~」
若「100%思ってんじゃん」
讓生「若の方がイケメンだから、大丈夫!」
若「誰かー 良い病院教えてあげて」
アラン「お前達今は授業中の筈だ、何してる」
無視された。別にいいけどね。
「シノノメの実力を確かめたかっただけです。アラン先生」
美人さんが一歩前に出て話し出した。
「私は、アスリン チルオド 生徒会会長で、三年生だよ。よろしくね」
薄い茶色の髪をツインテールにしていて紫色の瞳。
アラン「分かったなら教室に戻れ」
「…俺は、納得出来ない!!」
若&桔梗「「 はぁ?? 」」
空気の読めない奴が居た。
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