三つ子と四つ子 時々爺さん。

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ラグーンサイド 三日月が混沌達と闘っている頃 漆輝と使い魔契約を結んでから、ずっとヴァーミリ島から出られなかった。 どうやらヴァーミリ島を一手に護って居る術者の許可が無いと入国も出来ないらしい。 ラグーン「その術者は何処に?」 千歳「頑張って探せよ。俺これから仕事なんだわ」 鬼雲の一番目の息子に、軽くあしらわれる。 ラグーン「うむ。ぼちぼち捜すとするか」 よいしょっと椅子から立ち、部屋を後にする。 ヴァーミリ島には独特な魔素が流れている為に、魔物達に狙われ易いが植物が良く育ち、ヴァーミリ島産の野菜などは人気がある。 魔素を頼りに術者を捜してみるが…… ラグーン「中々…隠れるのが上手いな」 ヴァーミリ島中を魔素を使い調べたが探知すら出来ないと来た。 城内をぶらぶら歩いていると 「アッ…!ラグさん一人で出歩かないで下さいよ!」 騎士服を着た少年に呼び止められる。 ラグーン「なに たかが散歩だ」 「前にもそう言って迷子になったのは誰ですか?」 ラグーン「うむ。俺だが?」 「なんで、この人自慢気なの…」 俺の隣に歩み寄って来たのは、騎士団の一人 エレン アグニハート 三つ子と同い年の少年だ。 金髪に黄色瞳で、170は有りそうな身長 エレン「ラグさんから見たら、島王も子供なんでしょうね」 ラグーン「はは~ 可愛い孫だな」 エレン「…島王の前では言わないで、絶対に」 ラグーン「善処しよう。所で術者を知っておるか?」 エレン「カロクさんの事ですか?あの人の部屋さえ不明ですよ」 ラグーン「騎士団の者も知らぬのか……難義だな」 隣を歩くエレンが何かに気づき駆ける。 エレン「おーい。ツバイーー!!」 城の庭で植物の世話をしている少年に声をかけながら、タックルを仕掛けた。 ツバイ「エレン てめー花が潰れるだろうがよ!!」 エレン「痛だだだ!俺の頭が潰れるって!?」 タックルを綺麗に交わしエレンの頭を鷲掴みにした。
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