51人が本棚に入れています
本棚に追加
ブスー
桔梗「兄貴何怒ってんのさ」
悪びれも無く 目の前に立つ弟は、そう切り出した。
千歳「お前自分が何をしたか、分かってんの?」
桔梗「島民の面前での嘘の事?」
そう先ほどの結婚宣言は 嘘。
桔梗「そうでもしないと兄貴エントラスに来ないでしょう?」
正論過ぎて言い返せない。
桔梗「せっかくの建国日なんだから、王である兄貴の姿を見たいと思う島民の思いを叶えただけ」
千歳「俺が居なくても、笑って流してくれるって」
桔梗「だよねー簡単に想像出来るのが怖いな」
此処で、空気だったリュークが口を挟む
リュー「お客様が来て居られるんですが?」
今俺たちが居るのは、執務室 。
俺 桔梗 リューク、そして
王都 レギンス国の王
リュー「あんた達は、馬鹿なんですか?他国の王族が来てんのに、くだらねー兄弟喧嘩してんだよ!?あぁ?然も、王都レギンス国の王だぞ?馬鹿じゃねーのか?」
千歳「リューク落ち着こうな」
リュークは怒ると性格&口調がヤンキーさん寄りになってしまうんだよな.怖くないが
桔梗「リュークさん、はーちゃん特製タルトだよーー」
気が効く弟である。
桔梗「シリウス様のもありますよ」
王都 レギンス国王
シリウス オーガス レギンスティア
赤髪に紅眼で184㎝の身長で27才の仲の良い生粋の王族様
シリウス「大丈夫だよ、俺には兄弟が居ないからくだらない兄弟喧嘩、観ていて楽しいよ」
流石、生粋の王族様(笑)
シリウス「チトセ 今馬鹿にした?」
千歳「ん?相変わらず、感が鋭いな」
シリウス「君の性格のおかげでね」
爽やかなイケメンだが、毒舌家なんだわ こいつ 親しい人間には毒をはく。初めて逢った日に
『君から 同類の匂いが漂っているんだけど、仲良くしてくれないかな?ドS君』って言われた。うん いい思い出
最初のコメントを投稿しよう!