第1章

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突如E棟に現れた1人の少年がいた。 180はあろうかというタッパにかなり整った男前な顔。 しかしその表情はとても眠そうにみえる。 E棟とは簡単にいうと不良クラスの集まりだ。 私立鷹瀬学園は、一言でいうと名門お坊ちゃん学園。 つまり、お坊ちゃんばかりが通っているために 多少素行が悪かろうと簡単に退学にはできないのだ。 そのため、手に負えない不良お坊ちゃんはE棟に隔離しているという訳だ。 不良は当然縄張り意識が物凄く強い。そんな不良の巣くつに、部外者が入ろうとしたらどうなるのか。 そんなことは考えなくてもわかる。 だから一般生徒は絶対に近づかないのだ。 しかし、そんなE棟にズカズカと1人で入ってきた少年。 その名も、 「鷹瀬 達哉 」
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