第1章

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鷹瀬達哉は困った。なんせ、達哉からみたら頭がカラフルな変人たちが大勢でわめいているからだ。 どうやら、ここにいたらだめらしい。よくわからないけど、ここはうるさいからお昼寝は無理だ。 でも、不良さんたちが道をふさいでて通れない。 ついでにいうと、遊んでみたい。 さぁ今から暴れよう としたときに、達哉の目の前に人があらわれた。 「暴れるな…………」 低く痺れるような声。目付きは悪いがとても整っている顔。なによりも、自分に気配を感じさせずに目の前に、現れた男に、達哉は恐怖をかんじた。 なんだろうこの人は。身体全体から凄いお-らがででいて、なんか怖い。 とりあえず誰なのかきかないと。 「誰?」 前の人は少し考えたあといった。 「……俺は風紀委員長鷹瀬彬。お前は1B鷹瀬達哉。ここはEクラスの人間しかいないはずだ。何故ここにいる?正直に答えろ。俺はお前の全てをしっている」 さっきまであんなにうるさかった場所が今はし-んと、している。俺が素直に理由をはなそうとしたら、 「おっ!おい!た、ったかせたつやだと!鷹瀬さまのご家族だぞ!鷹瀬さま!大変失礼しやした--!!」 不良さんがいきなり地面に頭をぶつけだした。 そもそも俺は風紀委員長と同じ名前なだけで何の面識もない。みんなどうしたんだろう。 「煩わしい。俺に話しかけるな。ドゴゴっ"""!」 次の瞬間、一番前にいたピンクのひとが蹴り飛ばされた。
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