飛んで回った

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 3分後。  助手はオールミックス・ガシーン・マシーンの中からゆっくり出て来た。 「…………」  頭頂部にドローンのプロペラが生えている以外、特に変化は見られない。  博士は助手(改)を連れ外に出た。 「では助手よ。青空に向かって自由に飛び出すのじゃ」  博士はドローンのリモコンのスイッチを入れた。 ギュルルルルル……  勢いよく回り出すプロペラ。 「Go!」  そして博士は、上昇のボタンを押した。 ぶしゅ!  助手は空高く飛び上がった。ちぎれた頭部から真っ赤な炎を噴出させながら。  赤い雨が降り注ぐ中、博士は横で倒れているもう一人の助手を見下ろしため息をついた。 「やっぱドローンじゃ無理か。次の助手は鳥と合体させてみるとしようかのう」  -完-
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