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「けんいちろうさんですね…」
「ああ…お待ちしていました。」
「行きましょうか…」
けんいちろうは、ブローカーの男と一緒に湯島神社へ行きました。
ところ変わりまして、湯島神社の中にあります森林にて…
「ダンナ…ええ掘り出し物を仕入れました…いずれも、使用済みの下着ばかりでっせ…エヘヘヘヘ…」
「けんいちろうさん…やりましたな…」
けんいちろうは、ボストンバッグのふたをあけました後に、使用済みの下着とスクール水着を出しました。
(ドサドサドサドサ…)
「全部で1万2000点…どれも使用済みばかりですよ…しかも…女の子がおもらしをした下着ばかり…エヘヘヘヘ…エヘヘヘヘ…」
「うむ…」
「ダンナ…高く買い取ってくれるでしょうか?」
「うむ…女の子がおもらしをしたあとが残っているものばかりなので…プレミアがつくのは間違いないみたいですねぇ…」
「ダンナ…ええ買い物をしてはるね…エヘヘヘヘ…エヘヘヘヘ…」
それから15分後のことでありました。
「全部で1300だ…」
「1300…おお、やったぁ…ダンナ…現金をください…」
「いいでしょう…出せ…」
「へえ…」
ブローカーは子分たちは、現金が入っているアタッシュケースを出しまして、ふたをあけたのでありました。
アタッシュケースの中には、現金1億円が入っていましたので、けんいちろうはその中から1300万円を取りました後に財布に詰めたのでありました。
そして、けんいちろうはブローカーの男から東京駅から高松駅へ向かう寝台特急サンライズ瀬戸の指定席券を受け取ったのでありました。
「ほとぼりがさめるまでは…高松にいてください…」
ブローカーの男の言うとおりに、けんいちろうは湯島神社を離れた後に、東京駅からサンライズ瀬戸に乗りまして高松へ逃げたのでありました。
けんいちろうはこの時『まあ騒ぎがおさまればどうにかなるかな…』と思っていましたので、気がついていないところで落とし穴があると言うことに気がついていなかったようでありました。
けんいちろうは、高松に着いた後は高松市内にありますラブホに潜伏をしまして、ほとぼりがさめる頃を待っていたのでありました。
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