オカルト交響曲第16番ホ短調~黒い雨

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「あの~…職員さん!!」 「(ヤル気のない声で)はい?」 「あんたヤル気あるのかしら…」 「あるわよぉ…」 「それだったら、事業所へ面接の申し込みをお願いいたします。」 「かけるわよぉ…その前に、雇用保険…」 「はがいたらしい(イラつく)職員やな!!雇用保険雇用保険雇用保険雇用保険…雇用保険雇用保険雇用保険…雇用保険がないとシューカツができんと言いたいのか!?」 「そんなことで言っているわけじゃないのです…」 「面接の申し込みをお願いをしているという求職者をいじめているのですか!?」 「いじわるで言っているのじゃないのです…お仕事を探している間の給付金が出るので雇用保険の申し込みをしてから求職活動をした方がいいと思って言っているのです。」 「給付金だと…」 「ですから、給付金がなかったら困る…」 「困らねーよ!!雇用保険の申し込みをしても、最初の3ヶ月は給付金が出ませんと言うことだから…話にならねーのだよ!!めんどうなんだよ!!そんなことよりも早く事業所へ面接の申し込みをお願いいたします。」 「申し込みをします…」 「ほな、何で動こうとしないのだ!?」 「動くわよぉ…でもその前に給付金…」 「ますますはがいたらしい職員やな!!市役所に雇用保険の担当者はいるけれど、雇用保険のことについては無知なんだよ!!雇用保険の証書をお願いしても、担当者はドテっと座ってタバコをプカプカとすうて、職場の電話機を使ってスナックのホステスに電話をかけて『愛してる愛してる愛してる愛してる愛してる…』…ふざけているわホンマに…もういいでしょ…市役所の雇用保険の担当者は、無関心で頭がクルクルパーになっている上に…セクハラ三昧までもをしているクソタワケたアホンダラ担当者や!!そんなアホンダラの担当者を担当にした市長も頭がボンクラなんだよ!!…あ~あすっきりしたなぁ…もういいでしょ…とにかく、早く電話をお願いいたします。」 ハローワークの職員は、けんいちろうの言葉を聞いてますますヤル気のない表情になっていましたので、けんいちろうに『本当にシューカツをする気はあるのかな~』と言う声でこう言ってきたのでありました。
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