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「オレ…事業は成功をしたのだけど…予定外の出費が生じてしまったので…困っているのだよぉ…」
「(ますます冷めた声で)本当かしら…」
「本当なんだよぉ…そのために…」
「あちらこちらからカネを借り回っていたので…思わぬところで失敗をしたのでしょ…」
「失敗してねーよ…成功をしたのだよぉ…」
「それじゃあ、何でアタシにおカネをくれと言うのかしら!?」
「だから、事業を維持して行くためにはおカネが必要なんだよぉ…」
「あつし!!あんたそのセリフをアタシに何回言ったのかしら…事業を維持して行くためにはおカネが必要なんだよぉ…事業を維持して行くためにはおカネが必要なんだよぉ…」
「本当に事業を維持して行きたいのだよぉ…そのためにはおカネが必要なんだよぉ…」
「あんたの性格は、大もうけをしたとたんに大金に目がくらんでしまったので拡大をしたけれど…結局そこで大失敗をこうむったのでしょ…」
けんいちろうの母親から冷めた声で言われてしまった男は、しくしくと泣きながらこう言ったのでありました。
「うう…その通りでした…」
「それじゃあ、成功をしていないと言うわけじゃないのよ!!成功をしたなんてえらそうなことを言わないでよカスホスト!!」
「なんだよぉ…オレのことをカスだと言うのかよぉ…」
「やかましいわね!!カスじゃなければなんなのよ一体!!」
「オレ…成功をしたのは成功をしたのだよぉ…だけど…5年前に…車が火をふいてしまった…車が燃えてしまったのだよぉ…」
「車が燃えたって…あんた…販売用の車をどうして燃やしたのかしら…売り物にならないからヤケクソになって燃やしたと言うことにしておくわ…アホみたい…」
「燃やしたのじゃないのだよぉ…燃えてしまった…」
「だから!!そんな見え透いたウソを言ってもダメよ!!」
「燃えてしまったのだよぉ…」
「いいや、燃やした!!」
「燃やしてないよぉ…燃えてしまったのだよぉ…」
「やかまわしいわね!!何で燃えてしまったのかを言いなさいよ!!」
「だから…津波で燃えてしまったのだよぉ…」
「津波!?」
「津波だよ…」
「本当かしら?」
「本当なんだよぉ…」
みわこをレイプした男は、さらにしくしくと泣きながらけんいちろうの母親にこう言ったのでありました。
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